令和6年度 入学式

鹿追町長 喜井知巳様、鹿追町教育委員会教育長 渡辺雅人様、PTA会長 中野大樹様、同窓会長 大上真秀様をはじめ、多くのご来賓の方々と、保護者の皆様のご臨席を賜り、令和6年度北海道鹿追高等学校入学式を挙行し、75名の新入生をお迎えいたしました。

中川校長の式辞の概要は、次のとおりです。

 

 75名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。心から歓迎いたします。また、保護者の皆様には、お子様が、本日晴れて、鹿追高等学校の生徒として、人生の新たなスタートを切られましたことに、心からお祝い申し上げます。

  本校は、輝かしい歴史と伝統を誇る学校であるとともに、町内の中学校と連携した一貫教育、一人一人の進路実現を可能にする「コース制」など、北海道を代表する地域一体型のリーディングハイスクールであります。

 また、鹿追町より多大なるご支援をいただき、先進的な教育活動を展開し、さらなる発展を目指し、進化し続ける学校です。

 鹿追高校の未来を作っていくのは君たちです。

これまでの伝統を尊重し、さらに未来に向かって、君たちが鹿追高校をさらに進化させていくことを期待していす。 

ここで、皆さんが、これから本校で、スタートを切るに当たり、三点お伝えしたいと思います。

 一つ目は、高校入学を契機に、新たな目標を持ち「なりたい自分」を描いてほしいこと。そのためには、日々挑戦し、学習、探究活動、生徒会活動、部活動等において学びの楽しさを見いだし、継続することにより、新たな高い境地に立った自分に出会うと確信しています。

 二つ目は、「持続可能な社会づくりの主体者」となってほしいこと。持続可能な社会づくりとは、社会の様々な課題を解決することです。「持続可能な社会づくりの主体者」とは、その課題解決を、人に言われないと動けないのではなく、主体的に自分から動く人となり世界に目を向け、多様性や異なる価値観を理解する「グローバル・シチズン(地球市民)」になってください。

 三つ目は、「互いの長所」を認め合うこと。北海道・日本のみならず世界に目を向けると、情勢は厳しく多くの不安や憤りに満ちているといっていいでしょう。しかし、どんな苦境にたっても、希望をしっかり持ち、周囲の人の長所を認め、あたたかい関係をつくることができると、豊かな心が育ち、あたたかな人間関係を作ることになります。「互いの長所」を認め合える心を持ってください。

 結びになりますが、本校の全職員は、限りある時間と労力の中で、ご家庭と十分連携を図りながら、一丸となって、教育活動に努めて参る所存であります。保護者の皆様におかれましても、本日から高校生になるお子様が、社会人そして自立への助走に入ったことをご確認いただき、自立を念頭においたサポートをお願いするとともに、本校の教育活動へのご理解・ご協力をお願い申し上げ、式辞といたします。