学校長挨拶

 

  鹿追高校ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 令和7年度は、79名の新入生を迎え、全校生徒200名でスタートいたしました。
本校は、鹿追(しかおい)町立鹿追中学校と同町立瓜幕(うりまく)中学校の2校と中高一貫教育(連携型)を実施しております。
 入学者については、鹿追町のみならず、町外の十勝管内はもとより令和5年度から「地域みらい留学」の仕組みを取り入れ、十勝管外、道外からの入学生も増加しております。

 本校は、2つのコース(難関大学や国公立大学を目指す「特別進学コース」と英語と探究を中心に学んでいく「国際探究コース」)から選択できるシステムの高校です。
「探究学習」「カナダへの留学」「英語教育」「Shikaoi Online Commons(オンライン公設塾)」等の特色と魅力にあふれています。

 本校は、鹿追町より多大なるご支援をいただき、充実した教育活動を展開させていただいております。

 令和7年度からは、「鹿追高校探究支援プラン 探究プロジェクト・コンペティション」を創設し、探究的な学びを推進していきます。また、カナダ・アルバータ州ストニィプレイン町に所在するメモリアル・コンポジット高校と姉妹校提携を結び、3ヶ月留学プログラムを創設いたしました。更には、鹿追町からの支援のもと、新たな寮(ペンギン・ドミトリー)を建設していただいております。

 「鹿追創生の核となる学び舎『鹿追創生アカデミア』として」するために、学校内外・地域等の教育資源を最大限に活用し、生徒の主体的な学びを促す教育活動を行ってまいります。

 高校時代は、今後の人生のベースを創る重要な時期です。高校進学を考えている方々、ぜひ、鹿追高校で学び、「持続可能な社会」の担い手としての「グローバルシチズン」になりませんか?

 今年度も、北海道鹿追高等学校、そして鹿高生への応援をよろしくお願いいたします。

北海道鹿追高等学校長 中川修司

 

学校長より

令和7年度 入学式 「式辞」

令和7年度 入学式 「式辞」

 まだ残雪が残る「とかち鹿追ジオパーク」である鹿追町にも、希望に満ちた春の息吹(いぶき)を感じられるようになってきました。この佳き日に、鹿追町長、喜井 知巳(きい ともみ)様、鹿追町教育委員会教育長、渡辺雅人(わたなべ まさと)様、PTA 会長 大上 俊行(おおかみ としゆき)様、同窓会長 大上 真秀(おおがみ まさひで)様、ご来賓の方々、今年度は鹿追町との友好40周年を記念して来町されたストニィプレイン町長 ウイリアム・チョイ様をはじめ22名のストニィプレイン町派遣団の皆様、そして、保護者の皆様のご臨席を賜り、令和7年度北海道鹿追高等学校入学式を挙行できますことは、教職員一同この上ない慶びであります。本校の教職員を代表して、心より感謝申し上げます。
 さて、79名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。心から歓迎いたします。また、保護者の皆様には、お子様が、本日晴れて、鹿追高等学校の生徒として、新たなスタートを切られましたことに、心からお祝い申し上げます。
 本校は、輝かしい歴史と伝統を誇る学校であるとともに、鹿追町内の幼小中学校と連携した一貫教育、一人一人の進路実現を可能にする「コース制」、本日、特別にご臨席を賜ったストニィプレイン町長 チョイ様をはじめてとしたストニィプレイン町の皆様と鹿追町の絶大なる支援によるカナダ短期留学を核とした英語教育、探究学習など、北海道を代表する地域一体型のリーディングハイスクールであります。
 また、鹿追町より多大なるご支援をいただき、先進的な教育活動を展開し、さらなる発展を目指し、進化し続ける学校です。
 鹿追高校の未来を作っていくのは君たちです。これまでの伝統を尊重し、さらに未来に向かって、君たちが鹿追高校をさらに進化させていくことを期待しています。 
 ここで、皆さんが、これから本校で、高校生活のスタートを切るに当たり、3点お伝えしたいと思います。
 1つ目は、高校入学を契機に、新たな目標を持ち「なりたい自分」を描いてほしいこと。そのためには、日々挑戦し、学習、探究活動、生徒会活動、部活動等において学び続け、それを継続することによって、新たな高い境地に立った自分に出会います。
 2つ目は、持続可能な社会づくりの主体者となってほしいこと。持続可能な社会づくりとは、社会の様々な課題を解決することです。「持続可能な社会づくりの主体者」とは、その課題解決を、人に言われないと動けないのではなく、主体的に自分から動く人となり世界に目を向け、多様性や異なる価値観を理解するグローバル・シチズン(地球市民)になってください。
 3つ目は、互いの長所を認め合うこと。世界情勢は厳しく多くの不安や憤りに満ちているといっていいでしょう。しかし、どんな苦境にたっても、希望をしっかり持ち、周囲の人の長所を認め、あたたかい関係をつくることができると、豊かな心が育ち、あたたかな人間関係を作ることになります。互いの長所を認め合える心を持ってください。


 1つ目は、目標を持ち「なりたい自分」を描くこと、2つ目は、持続可能な社会づくりの主体者となってほしいこと、3つ目は、互いの長所を認め合えること、この3つを心に刻み、3年間、鹿追高校で大いに学んでください。
 結びになりますが、本校の全職員は、限りある時間と労力の中で、ご家庭と十分連携を図りながら、一丸となって、教育活動に努めて参る所存であります。保護者の皆様におかれましても、本日から高校とになるお子様が、社会人そして自立への助走に入ったことをご確認いただき、自立を念頭においたサポートをお願いするとともに、本校の教育活動へのご理解・ご協力をお願い申し上げ、式辞といたします。

 

令和7年4月8日

北海道鹿追高等学校長

中 川 修 司

0